もう一度行きたい場所 [フォトエッセイ]
海外旅行の低価格化が進み、3万円以下で行けてしまうツアーも数多く出現し、なんだかヘンな話だが、行く場所によっては国内旅行のほうが高くついてしまうというご時世。
そんなワケで、国内旅行からは、ついつい足が遠のいてしまいがちだが、もう一度行ってみたい場所がある。
沖縄の竹富島だ。
沖縄の原風景とも言われている赤瓦屋根の家々が残る竹富島集落は、国の重要伝統的建造物群保存地域に指定されているため、新しく家を建てる場合は必ず許可を得てから、平屋の赤瓦の家（カーラヤー）を建てなければならないことになっており、赤瓦を葺く場合は国から補助金が支給される。
しかし、この美しい集落は、国の保護を受けているから保たれているわけではなく、昔ながらの景観と文化を守り続けようとする住民の意識の高さによるものに他ならない。
・窓ガラス等は見えにくいようにすだれ等で隠す。
・建物の外に看板などを露出させることは原則禁止。
・大規模リゾート開発を目的とした土地買収には応じない。
・白砂の道は、毎朝の掃除によって美しい状態を維持する。
・雨や台風で白砂が流れてしまったら、住民が砂浜で白砂を集めてきて、道を補修する。
このルールは住民たちが自主的に作ったもので、すべての住民が、日々、このルールを守って、生活している。
竹富島の人口は約300人。その1/3は70歳以上のお年寄りだそうだが、寝たきり老人はひとりもいないという話を聞いて、「この島なら、そうかも」と、妙に納得してしまった。
竹富島は、隆起珊瑚礁でできている周囲9kmほどの小さな島。見どころといえるほどのものは特にない。
カイジ浜で星砂を見て（といっても、自然環境の変化などで星砂は少なくなったそうで、浜で自然な状態の星砂を見つけるのは困難。浜の入口で瓶にはったものが土産物として売られている）、水牛車で集落を一周するというのが、代表的な観光コースだ。
いくつか宿泊施設もあるが、観光客の大半は石垣島などに宿をとり、日帰り観光で訪れる。
私も小浜島に訪れた際、日帰りで行ったのだが、島に宿泊すると、石垣島へ向かう船の最終便が出た後は昼間とは違う雰囲気を味わうことができるという。
また、一年を通して数多くの祭礼が継承され、実施されていることでも有名。
それならば、伝統的な祭礼が行われる日に訪れ、のんびりと見学し、夜は島の民宿に泊まって、おじい、おばあの話にじっくり耳を傾けてみたいではないか。
足腰が元気なうちに、ぜひとも実現させたい。
※このブログは、写真のクレジットに表記されている年、場所でcjLEWISが見聞きしたこと、体験したことに基づき、今のcjLEWISが多少脚色を加えて書いているものです。今の状況とは異なる場合があります。
そんなワケで、国内旅行からは、ついつい足が遠のいてしまいがちだが、もう一度行ってみたい場所がある。
沖縄の竹富島だ。
沖縄の原風景とも言われている赤瓦屋根の家々が残る竹富島集落は、国の重要伝統的建造物群保存地域に指定されているため、新しく家を建てる場合は必ず許可を得てから、平屋の赤瓦の家（カーラヤー）を建てなければならないことになっており、赤瓦を葺く場合は国から補助金が支給される。
しかし、この美しい集落は、国の保護を受けているから保たれているわけではなく、昔ながらの景観と文化を守り続けようとする住民の意識の高さによるものに他ならない。
・窓ガラス等は見えにくいようにすだれ等で隠す。
・建物の外に看板などを露出させることは原則禁止。
・大規模リゾート開発を目的とした土地買収には応じない。
・白砂の道は、毎朝の掃除によって美しい状態を維持する。
・雨や台風で白砂が流れてしまったら、住民が砂浜で白砂を集めてきて、道を補修する。
このルールは住民たちが自主的に作ったもので、すべての住民が、日々、このルールを守って、生活している。
竹富島の人口は約300人。その1/3は70歳以上のお年寄りだそうだが、寝たきり老人はひとりもいないという話を聞いて、「この島なら、そうかも」と、妙に納得してしまった。
竹富島は、隆起珊瑚礁でできている周囲9kmほどの小さな島。見どころといえるほどのものは特にない。
カイジ浜で星砂を見て（といっても、自然環境の変化などで星砂は少なくなったそうで、浜で自然な状態の星砂を見つけるのは困難。浜の入口で瓶にはったものが土産物として売られている）、水牛車で集落を一周するというのが、代表的な観光コースだ。
いくつか宿泊施設もあるが、観光客の大半は石垣島などに宿をとり、日帰り観光で訪れる。
私も小浜島に訪れた際、日帰りで行ったのだが、島に宿泊すると、石垣島へ向かう船の最終便が出た後は昼間とは違う雰囲気を味わうことができるという。
また、一年を通して数多くの祭礼が継承され、実施されていることでも有名。
それならば、伝統的な祭礼が行われる日に訪れ、のんびりと見学し、夜は島の民宿に泊まって、おじい、おばあの話にじっくり耳を傾けてみたいではないか。
足腰が元気なうちに、ぜひとも実現させたい。
※このブログは、写真のクレジットに表記されている年、場所でcjLEWISが見聞きしたこと、体験したことに基づき、今のcjLEWISが多少脚色を加えて書いているものです。今の状況とは異なる場合があります。
沖縄、なんか僕にとってNYより遠い存在なんだ。
北海道も。
以前、新潟に行ったとき、海外に行ったとき以上の
カルチャーショックを受けたよ。
by こうちゃん (2009-06-27 00:32)
初めて訪れてた沖縄は、ここより小さな島でした。。
まるで時が止まったかのような日常にとても癒されました。
竹富島はいつか行ってみたいなぁと思ってます♪
by lemon (2009-06-27 17:01)
星砂にビビット！きました＾＾
サンゴ礁も死んでいっているようですね
沖縄は娘のお気に入りの地です
空や海の色が北国とは違いますもん：）
by moo (2009-06-27 22:14)
守り続けるたいへんさとすばらしさを感じます。
ずうとこのまますばらしい自然のままでありますように。。
by たま (2009-06-27 23:17)
皆さま、ありがとうございます。
>こうちゃん、
そう、雑誌やテレビでよく紹介される海外のほうが、
ほとんど情報のない日本の地方より身近に
思えちゃったりしますね。
私も行ったことのない場所、いっぱいあります。
少しずつ、行きたいんですけどね。
>lemonさん、
えっ！ここより小さい島？どこでしょう？
そう、観光名所なんてなくても、
「日常」に癒されますよね。わかります。
>mooさん、
沖縄は完璧に南国ですよね。
ほんと、空の色も海の色も違う！
そして、海の中も素晴らしい！
世界的に有名なダイビングスポットですから。
珊瑚礁は憂々しき問題ですね。
>たまさん、
そうですね。
戦争に負けて、アメリカを見習って急発展を
進めてきてしまったせいでしょうか。
日本人は自分たちの築いてきた文化や素晴らしい自然を守っていこうという意識が希薄な気がします。
米軍は京都だけは空爆しなかった。。。
でも、京都や国に保護されている場所だけでなく、それぞれの土地に守り、残していかなくていけないものはあるんですよね。みんながそう思ってくれるといいんですけどね。
by cjlewis (2009-06-28 10:58)
竹富島、いいですよね～。
沖縄、結構な回数行きましたが、
沖縄の中でも、竹富島は、ベスト３に入る場所です。
いつも沖縄に行くと思うのですが、
沖縄には、人間のあるがままの自然な姿があるように思います。
by goma (2009-06-29 01:08)
>gomaさん、
どーも！
沖縄の人って、完璧にラテン系ですよね。
それもいいなーって、いつも思います。
by cjlewis (2009-06-29 21:01)
沖縄は海外よりも一番行ってみたいです
一週間ほどのんびりしたいなー＾＾
by ガチョ (2009-06-30 14:50)
>ガチョさん、
海外のビーチリゾートもいいですけど、
沖縄は、近いし、時差ががないし、日本語も通じる！
海外で過ごす1週間より、沖縄で過ごす1週間のほうが
のんびりできることは確かです。
私もまた行きたいなぁー
by cjlewis (2009-06-30 17:25)