ひと休み、ひと休み… [フォトエッセイ]
タイの出家僧は「サンガ」と呼ばれる仏教僧団に所属し、戒律に基づいた生活を送る。高僧も修行僧も身分に関係なく、すべての僧侶は木綿の黄衣をまとい、還俗しない限り衣を脱ぐことは許されない。寝る時も黄衣はまとったままだ。
20歳未満の出家僧は「ネーン」（沙弥）と呼ばれる修行僧の身で、10戒を守って生活をするが（20歳以上の出家僧は「プラ」（比丘）と呼ばれ、227戒すべてを守らなくてはならない）、将来僧侶になるために出家、修行しているネーンは、1年経つと、翌年も修行を続けるための昇級試験を受けなければいけない。もし試験に落ちると、一生を僧侶として過ごす永続僧の道を失ってしまうそうだ。これを3年間毎年受けなければならない。
日本の仏教は、出家僧だけでなく在家信者も救われる、誰でも成仏できるという大乗仏教だが、タイの仏教は、出家して悟りを開いた者だけが救われるという考えを基本とする上座部仏教。
そのため、出家することは最大の功徳であり、また自分の息子を出家させることはその家族にとっても大きな徳を積んだことになるため（ブンは他人に転送可能であると考えられている） 、王室をはじめ国民の95％が仏教徒で占められているタイでは、仏教徒の男子はすべて出家するのが社会的に望ましいとされてきた。
しかし近年、出家は形骸化の傾向にあり、成人通過儀礼として行われることが多いため、短期間（ 1～2週間程度）の一時出家がほとんどで、出家しない者もいるそうだ。
出家するための条件は20歳以上の男子で、宗教的な罪のないことが前提だが、他人との共同生活や規則正しい生活を経験することで生活態度を改善することや、ブンを積むことで親への感謝を忘れない心を育むこと、学業向上に効果がある精神統一の目的で、自治体が公立学校の生徒を対象に出家希望者を募り、夏休みなどを利用して出家させるプログラムなども実施されている。
※このブログは、写真のクレジットに表記されている年、場所でcjLEWISが見聞きしたこと、体験したことに基づき、今のcjLEWISが多少脚色を加えて書いているものです。今の状況とは異なる場合があります。
20歳未満の出家僧は「ネーン」（沙弥）と呼ばれる修行僧の身で、10戒を守って生活をするが（20歳以上の出家僧は「プラ」（比丘）と呼ばれ、227戒すべてを守らなくてはならない）、将来僧侶になるために出家、修行しているネーンは、1年経つと、翌年も修行を続けるための昇級試験を受けなければいけない。もし試験に落ちると、一生を僧侶として過ごす永続僧の道を失ってしまうそうだ。これを3年間毎年受けなければならない。
日本の仏教は、出家僧だけでなく在家信者も救われる、誰でも成仏できるという大乗仏教だが、タイの仏教は、出家して悟りを開いた者だけが救われるという考えを基本とする上座部仏教。
そのため、出家することは最大の功徳であり、また自分の息子を出家させることはその家族にとっても大きな徳を積んだことになるため（ブンは他人に転送可能であると考えられている） 、王室をはじめ国民の95％が仏教徒で占められているタイでは、仏教徒の男子はすべて出家するのが社会的に望ましいとされてきた。
しかし近年、出家は形骸化の傾向にあり、成人通過儀礼として行われることが多いため、短期間（ 1～2週間程度）の一時出家がほとんどで、出家しない者もいるそうだ。
出家するための条件は20歳以上の男子で、宗教的な罪のないことが前提だが、他人との共同生活や規則正しい生活を経験することで生活態度を改善することや、ブンを積むことで親への感謝を忘れない心を育むこと、学業向上に効果がある精神統一の目的で、自治体が公立学校の生徒を対象に出家希望者を募り、夏休みなどを利用して出家させるプログラムなども実施されている。
※このブログは、写真のクレジットに表記されている年、場所でcjLEWISが見聞きしたこと、体験したことに基づき、今のcjLEWISが多少脚色を加えて書いているものです。今の状況とは異なる場合があります。
宗教的罪…？
サマーキャンプならぬ、サマー出家、いいかもしれませんね。
日本にもあったらいいのに。
by ヨンタロー♀ (2009-07-11 07:47)
タイは出張で数回行ったことがありますが、バンコク近郊だけでほかの場所は行っていません。
いつかゆっくり行きたいです。
by コーミン (2009-07-11 09:10)
シャンとのびた背中とオレンジ色の衣がいいですね。
タイに行ってみたいとずうと思っているのですが・・・
by たま (2009-07-11 09:55)
原始仏教に興味があるので、興味深いです。
by こまっちゃん (2009-07-11 19:13)
タイも羽成社会情勢が変化しているのを感じました。
by U3 (2009-07-12 11:46)
タイトルがいいよね。
僕も休みたい。
by こうちゃん (2009-07-12 21:47)
ご訪問＆nice!ありがとうございます。
いろいろ拝見しましたが、どれも素敵な絵ですね。
日本では見れない素敵なショットです！
by lee (2009-07-12 22:17)
私はナザレのイエスを信じています：）
by moo (2009-07-13 19:30)
タイで会社をしている友達がいて
今年か来年あたり向こうに行く予定なんで
出家してきます！（ぉぃ
友達いわくオカマさんも多いので
僕はそちらを撮ってきます♪（笑）
by ガチョ (2009-07-14 00:44)
みなさま、ご訪問ありがとうございます。
>ヨンタロー♀さん、
私は、キリスト教系の学校だったんですが、
夏休みに2泊3日の修道院体験ってのがありました。
ただ、人数限定だったんで、私は確か抽選ではずれたような気が。。。すごく人気だったんです。
先輩たちが「あれは行くべきだ」って代々語り継いでましたから。それほど得るものが大きいみたいです。
>コーミンさん、
2枚目はバンコクですが、1枚目と3枚目はチェンマイです。北のほうは、バンコクに比べると人々の暮らしはかなり貧しいですが、自然はキレイですよ。あと、私は北のほうの料理が好きです（北に行くほど辛い！）。
>たまさん、
私、タイ、大好きなんですよ。
食べ物が、本当に美味しくて。。。
あ、寺院もいいですよ。あと、猫もいっぱい！
オッドアイの猫は特に珍重されてます。
機会があったら、ぜひ行ってみてくださいな。
>こまっちゃんさん、
実は、私はそんな詳しくないんですが、
いろいろ話を聞くと、奥深くておもしろいです。
>U3さん、
時代の流れでしょうか。
近代化が進むと、人々の時の流れまで変わっちゃいますよね。。。
>こうちゃん、
せめて、「今日はすべてOFF！」って日を
年に数回、つくれるといいんだけど、
私も、今はちょっと無理だな。。。
でも、無理してもつくろーよ！
>leeさん、
日本は日本でいいとこ、たくさんありますから、
これからは、そういうとこを
もっと探していきたいと思ってます。
なんだかんだで、日本がいちばん好きなんで。
>mooさん、
私、一応、仏教徒のはずなのですが、
（いえ、家がそうなんで、なんとなく）
実は仏教のことはほとんど知りません。
でもなぜか、ミッションスクール育ちなもんで、
キリスト教のほうが馴染みがあります。
6年間、毎日お祈りし、聖歌を歌い、チャプレンの説教聞いてましたから。
日本人の宗教観て、不思議ですよね。
>
by cjlewis (2009-07-14 00:51)
>ガチョさん、
いーなー、私もまた行きたい！
プーケットのポールダンスバーでね、入口から中覗いてたら、「今5人踊ってるでしょ。あの中の3人はオカマなんだけど、誰がオカマかわかる？」って、入口にいたタイ人に言われて、マジ、わかんなかった！
でも、バンコクあたりには、汚いオカマもいっぱい！
面白い写真、期待してます！！
by cjlewis (2009-07-14 01:00)