Don’t worry , be active !

私は、生まれつき、とんでもないお転婆で、運動神経もそこそこいいほうだと自分では思い込んでいるのだが、子どものころから、スポーツに関しては、何をやってもかなわない友人がいる。

3年前、その友人が、がんに侵されてしまった。

一度は一般企業に就職したものの、自分らしく生きて行くために、スキー・インストラクターという職業を選び、数年前から、ピラティスのトレーナーもしている彼女は、2007年、2回の手術を受けた。

体が資本の仕事。将来への不安は、計り知れないくらい大きかったはず。
しかし、何よりもスポーツを通じて人と接することが好きな彼女は、いろいろなことを乗り越え、無理のないペースで仕事に復帰、継続通院しつつ、再発の不安と闘いながらも、今は明るく元気にやっている。

昨年秋、彼女に頼まれて、HPに掲載する写真を撮った。

乳がん患者用のスポーツブラ。
モデルを快諾してくれたのは、ピラティスのトレーナー仲間。

手術することになったとき、「はて？この先スポーツなど動くことができるんだろうか？」ということが、まずアタマをよぎったという彼女は、手術前から、手を尽くして乳がん患者用のスポーツブラを探したそうだ。

しかし、市販されている乳がん患者用ブラにスポーツをするという観点が盛り込まれているものはひとつも存在せず、仕事復帰後しばらくは、思うように動けないという辛い状態が続いた。
そんなとき、さまざまな巡り合わせから、彼女の要望を100％取り入れて特注で作ってくれるという方に出会い、完成したのが、これ。
とりあえず、自分の使う分、3枚だけ作ってもらったが、あまりにも使い心地がよいので、商品化し、現在、自身のHPで販売している。

これで商売をしようというワケではない。
同じ悩みを持った人たちに、もっと自由に、女性らしく身体を動かしてもらいたい、そして、笑顔を取り戻してもらいたいという願いからだ。


そうそう、1月のGR BLOGトラックバック企画で選出された写真、あれは彼女を想いながら撮った写真。1枚目の写真はそのとき同時に銀塩で押さえた写真。

彼女のHPが公開されたのは、2月2日。1月20日のブログ記事作成時点で、私はこのスポーツブラの名前を知らなかったが、私が彼女に贈った言葉は、

“自分らしいひらめきときらめきを大切に！”

そして、私の記事を読んでいなかったは彼女（なんだか恥ずかしくて伝えてなかった）は、“Kirara”と名づけた。
偶然なのかもしれないが、私の気持ちが通じた気がして、うれしかった。


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もし、お近くに、彼女と同じ病気で身体を動かすことに抵抗を感じていたり、自由にスポーツを楽しめなくて悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、教えて差し上げていただけますと幸いです。
詳しくは、彼女のブログをご覧ください。（“Kirara”のHPへはブログ右上のバナーから飛べます）
↓上記リンクから飛べない場合は、下記URLを直接ご入力ください。
http://blog.team3.main.jp/?eid=1014765

タグ：フォトエッセイ 乳がん Kirara スポーツブラ